外科の新しい治療法紹介

切らずに治す内痔核治療
リンパ管が腋窩脂肪織深部に入っていく部分に3~4cm皮膚切開し、リンパ管を確認。PDEカメラガイド下にセンチネルリンパ節を切除します。
→術中迅速病理診断に提出します。
→がん細胞陰性であれば腋窩郭清は省略します。陽性であれば腋窩郭清を行います。
≪利点≫
高い同定率・安全性
皮膚切開部位の決定が容易で、創が小さくて済みます。
RI法とちがって、どこの病院でも実施可能です。
【当院の治療の体制および方針】
当院には病理医・病理検査技師がおり、外科医の態勢も
万全です。
インフォームドコンセント(説明と同意)をじゅうぶんに行います。
腋窩リンパ節郭清が不要となるケースが多いため、患者さまの術後後遺障害が非常に少なく、術後の生活の質を維持できる新しい治療法です。希望される患者さまがおられましたら、外科を受診ください。
切らずに直す内痔核治療

 

健和会病院にて行っている外科の新しい治療法をご紹介いたします。

【「痛みの少ない」内痔核治療!:ALTA4段階注射法】
飯田では本田医師〔指定講習会受講修了者〕でしかできない治療法です。

ALTA4段階注射法


日本人の3人に1人は三大痔疾患(痔核・痔瘻・裂肛)に罹患しているといわれます。その最大の原因といわれるのが便秘です。
低線維・高脂肪食の摂取、長時間の座位・立位、睡眠不足・運動不足などによって排便が不規則(便秘)になり、肛門に負担(怒責)が生じます。
内痔核は、命にかかわる疾患ではありませんが、生活の質には大いに関係する疾患といえます。

 今回ご紹介するのは、当院で2011年3月に開始したALTA4段階注射法です。
「ジオン注」という薬剤を内痔核に注射して痔核を縮小・退縮させ、出血や脱肛を治す治療を行っています。
入院も短期間(2泊3日)で済み、処置による痛みや出血がほとんどありません。

 今回ご紹介するのは、当院で2011年3月に開始したALTA4段階注射法です。
「ジオン注」という薬剤を内痔核に注射して痔核を縮小・退縮させ、出血や脱肛を治す治療を行っています。
入院も短期間(2泊3日)で済み、処置による痛みや出血がほとんどありません。
 

適応/非適応および禁忌
適応: 内痔核、内外痔核の脱出
非適応:外痔核が主なもの、陥頓痔核などの急性期
のもの、裂肛や痔瘻を合併するもの、直腸脱
禁忌: 妊婦、授乳中、透析患者
麻酔 腰麻
入院 2泊3日、局麻では日帰り治療も可能、術後の疼痛や出血がほとんど(全く)ない。
当院での治療実績(2011年3月~2012年5月):33例
概ね満足していただいているが、脱肛が完全に治癒せずPPH法(他の治療法)を追加した例が例あり。
重篤な合併症はなし。
※ 本治療法は「ALTA4段階注射法講習会」受講修了者のみに限定されます。
登録医は全国で約4000名、伊那谷・木曽谷では小生のみ。(2012年2月現在)


乳がん手術における新しいセンチネルリンパ節生検

 

【乳がん手術の変遷とリンパ節郭清】

 悪性腫瘍の外科治療の原則は、腫瘍を含む広範囲の臓器切除と腫瘍からのリンパ流を受ける所属リンパ節の郭清です。
乳がん手術は、1890年代Halsted手術(乳房全部切除、大小胸筋切除および腋窩リンパ節郭清)→ 1970年代:胸筋温存手術 → 1980年代:乳房温存手術、と縮小化されてきました。
しかし、リンパ節転移の有無の術前診断が不可能であったため、腋窩リンパ節郭清は依然として続けられてきました。リンパ行性転移の防止、腋窩再発時の弊害予防、リンパ節への転移状況の診断において意義がありました。

≪腋窩リンパ節郭清が不要に≫

腋窩リンパ節郭清は、患側上肢の後遺障害(リンパ浮腫・リンパ管炎・疼痛・知覚鈍麻・挙上障害)を残すことがあります。また健診の普及などにより乳がんの早期発見が増え、現在では手術症例の7~8割はリンパ節転移陰性です。こうしたことから腋窩リンパ節郭清が不要なケースが多くなってきました。

【『ICG蛍光法』:新しいセンチネルリンパ節生検】

 

 ICG(indocyanine green)は生体内に投与されると血漿タンパクと速やかに結合し、750~810nmの光照射により蛍光を発します。この蛍光像を赤外線観察カメラシステム(PDE)で観察します。
ICGをリンパ網が豊富な乳輪真皮内に注入し、リンパ流を経時的に観察します。
 

 ≪手技≫
リンパ管が腋窩脂肪織深部に入っていく部分に3~4cm皮膚切開し、リンパ管を確認。PDEカメラガイド下にセンチネルリンパ節を切除します。
→術中迅速病理診断に提出します。
→がん細胞陰性であれば腋窩郭清は省略します。陽性であれば腋窩郭清を行います。
≪利点≫
高い同定率・安全性
皮膚切開部位の決定が容易で、創が小さくて済みます。
RI法とちがって、どこの病院でも実施可能です。
【当院の治療の体制および方針】
◎当院には病理医・病理検査技師がおり、外科医の態勢も万全です。
◎インフォームドコンセント(説明と同意)をじゅうぶんに行います。
腋窩リンパ節郭清が不要となるケースが多いため、患者さまの術後後遺障害が非常に少なく、術後の生活の質を維持できる新しい治療法です。希望される患者さまがおられましたら、外科を受診ください。