病院の理念・倫理指針

健和会病院の基本方針

  1. 私たちは、「誰もが安心してかかれる病院」をめざします。
  2. 私たちは、地域の保健・医療・介護分野の各機関・施設と連携を強めます。
  3. 私たちは、絶えず医療の質の向上に努めます。知識・技術の獲得に努め、幅広い総合性と高い専門性を磨きます。
  4. 私たちは、患者・利用者・住民と医療従事者の「共同の営み」としての保健・医療・介護を実践します。
  5. 私たちは、日本国憲法を守り基本的人権が大切にされる国・地域づくりの運動に参加します。
地域の皆様に支えられて40数年

「いつでも安心してかかれる病院がほしい」そんな地域の人々の想いから運動が始まり、1973年(昭和48年)の12月に開設しました。開設以来、私たち健和会病院(開設時は和田病院)はこの40数年間、様々な苦労や困難、そして、多くの喜びを地域の皆様と共有し、その都度確かな成長を繰り返してきたと感じています。地域状況や医療情勢に合わせ、様々な医療活動や施設展開などを進めてきました。
また、民医連に結集し、地域の様々な民主的な運動や全国規模の運動にも積極的に参加してきました。こうして築かれた歴史の重みをしっかり捉え、私たちの目指す医療(社会)を常に追求する中で、今後もさらに「心のかよった医療」を地域の皆様と共につくりあげていきたいと考えています。

職業倫理指針・臨床倫理指針

社会医療法人 健和会の職員は民医連綱領を基に地域の皆さんとともに医療・介護の実践を行っています。私達は最善の医療・介護を提供するため患者の権利章典と本指針を遵守し職務に専念します。

職業倫理
  1. 患者・利用者の生命・権利・人権を尊重し無差別平等の医療・介護を貫きます。
  2. 知識や技術の習得と向上に勤めまた自己研鑽に励みます。
  3. チーム医療を推進し、最善の医療・介護活動を実践します。
  4. 患者・利用者のプライバシーを尊重し、個人情報の保護と守秘義務の遵守を徹底します。
  5. 病院・介護事業所の社会性を重んじ、医療・介護活動を通じて地域に貢献します。また、医療・介護従事者の社会的使命を自覚し、品位を保持すると共に人格をたかめます。
臨床倫理
  1. 患者・利用者の人権や尊厳を尊重し、患者・利用者に寄り添った有益で公正な医療・介護を行います。
  2. 十分な説明と同意に基づく患者の自己決定を優先します。
  3. 生命の尊厳や医療行為の妥当性に関する問題については各種カンファランスや倫理委員会で複数の審議を行い方針を決定します。
  4. 臨床研究や学術調査など実施にあたっては倫理委員会において十分な検討を行い実施します。