11月5日、職員向けの研修会を企画し実施しました
講師にはフレンチテーブル リエルグのオーナーシェフ多田幸則さんをお迎えし、生きた研修を実施しました
多田さんは、念願だった自分の店を持った数年後に脳出血に倒れ、片麻痺となるも、懸命なリハビリテーションと奥様の支えで、キッチンカーで再起を果たし、現在は県内はもとより県外からも予約が入る有名シェフでありながら、障がい者向けの料理教室の講師なども務めている多田シェフ、今回はそんな多田さんに講師を依頼させていただきました
当日は仕事終わりの18:30に公民館の調理室へ集合
医師、リハスタッフ総勢18名が集まりました


多田さんのデモンストレーションでは、プロの技のすごさを目のあたりにし感動すら覚えました
実際に使用している補助具の紹介や参加者が片麻痺になりきっての片手での調理に挑戦


多田さんが当たり前のように行っている工夫が、我々にとっては目からウロコ!
本当に貴重な機会になりました




参加者からも
・患者さんが生活をイメージできるような訓練を行うことの必要性を感じた
・使用する自助具、動作や物品操作の方法など、新たな発見をすることが出来た
・障害がある方が社会復帰をされている姿に勇気をもらった
・ケースに合わせた方法で、院内でも色々な方法で目的を持ったアプローチを行っていくべきだと感じた
・リハの目指すものは可能性の追求であり、そのことを各々が意識して取り組んでいかないといけない
・知識の幅が広がる機会になった
などなどたくさんの感想をいただきました
我々はリハ職として、日々障害の回復に努めたり、残った機能を最大限に活かすための方法を提案したりを当たり前のように行います
でも当事者ではありません、今回このような研修を開催し、体験することで気が付いたことや、多田さんに教えられたことが山ほどありました
本当に貴重な時間になり、これまでの反省も…
生きた研修会、よかったと思います!
多田さんのお言葉の中で、再びシェフを目指したきっかけは“リハ職の仕掛け”
改めてリハビリテーションの素晴らしさを感じました
多田幸則様、本当に貴重な時間をありがとうございました!
今後の多田さんのご活躍、健和会病院リハビリテーションセンター一同、心より応援しております
(PT しげき)