まちがいさがし

3階リハビリ室の前には小さな待合スペースがあります。

そこには手作りの『まちがいさがし』があってリハビリの時間を待つ皆さんに楽しんでいただいています。

この『まちがいさがし』小学生の男の子の作品です。

リハビリに来るたびに

「みんな楽しんでくれているかな?」

「今度はこんなの作ってみようかな」

と楽しそうにお話してくれるので担当者も彼がリハビリに来てくれるのがいつも楽しみです。

それでは皆さん、この『まちがいさがし』にはそれぞれ7つのまちがいがあります。わかりますか?

写真が小さくて見にくいと言う方はぜひ3階リハビリ室へ。

本物はもっと大きいので見やすいと思いますよ。

ここで制作者より一言。

「大人でも結構難しいので近くを通ったらぜひやってみて下さい。ただいま新作も計画中です。お楽しみに」

やってみた方、ぜひ感想も頂けるとうれしいです。

(言語聴覚士 ひとみ)

がんリハ企画「クリスマスコンサート♪2021」開催‼

がんリハチーム発足から5年。

患者様のリクエストをもとに、療養生活に癒しの時間を提供したいと毎年志向を変えて取り組んでいる活動の一つです。

今回は当院のスペシャルメンバーで構成された弦楽器によるクリスマスコンサートを開催することができました.

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年から練りに練った企画がようやく実現!というのも・・・昨年はコロナの影響で中止に・・・

今年こそは!と期待をこめて、コロナの落ち着いている状況で感染対策を行い無事に行うことができました!

快く引き受けて下さった矢高医師、赤澤医師、品川医師、検査科赤澤技師、栄養科堀さん、本当にありがとうございました!!

クリスマスツリーと雪だるまは病棟看護師さん。コンサートを盛り上げてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「忙しい中練習をされたことと思います、本当にすばらしかった」

「このような演奏を聞かせてもらえたことに感動です」

と、患者さまから感想を頂きました。

コロナ禍の不安な世の中ではありますが、ほんの少し明るい光が院内に差し込んだひと時であったと思います。

未曾有の困難に立ち向かう医療者が一歩ずつ前に前に進んでいくことで患者様に勇気を与えられることと信じています!

今後ともがんリハチームは患者様、ご家族様に寄り添い、共感し、一緒に歩んでいきたいと思っております!

(OTちさと)

 

お客さんの髪を切りたい!~お客さんにあったカットを目指して~

Aさんは、脳の病気を発症され当院に入院されました。

元々、美容師として仕事をされていましたが、手足の動かしにくさから退院後の復職に悩まれている様子でした。

そこで、リハビリの時間には持参のマネキンやハサミでカットなどの練習を行い、少しずつ動作ができる様になってきました。

ただ、パーマやシャンプーとなると病院内で行うことは難しく、私たち職員もどのように行うか悩んでいました・・・

 

そこで、ご家族様に協力をいただき、実際の美容室でリハビリを行う計画を立てました。

当日はリハビリ職員にモデルになっていただき、実際にカットやパーマ、シャンプーを行って頂きました。

長年、仕事をされてきた職場で動作を行うと、普段のリハビリより長く立ち、たくさん体を動かして作業に取り組まれていました。

 

 

また、途中でお茶出しをしたり、お話をしたりと楽しく取り組まれる様子が印象的でした。

訓練後には、Aさんより「復職訓練で思っていた以上の動作ができて嬉しかった。」とお話をいただきました。

 

~担当療法士の感想~

私は作業療法士として初めての患者様で不安な点も多くあった中でしたが、先輩方やA様、ご家族の方からお力をいただき復職訓練を行う事ができました。私自身が想像していたよりも、美容師のお仕事ができ、何よりA様が満足のいく復職訓練を行う事が出来て嬉しかったです。(あずみ)

 

いざ仕事場での動作となると、作業の手早さや立ち仕事での体力など、事前に想像していた内容より出来ることがたくさんあり、驚きました。

改めて環境や意欲によって動作が変化する事を感じました。ご家族様やAさんの協力もあり、実際の環境でよい訓練ができて良かったです。(ゆうすけ)

Let’s ボッチャ

みなさん、ボッチャをご存知ですか?

2020東京パラリンピックでも注目されていましたが、

見たり聞いたりする機会は増えていると思います。

 

健和会病院のリハビリテーションスタッフは、

11月21日(日)に飯田市の上郷体育館で行われたニュースポーツフェスティバルに

患者さんや利用者さんと参加してきました。

ソーシャルディスタンスを保って、試合中は主催者側が用意してくださった手袋をして、

感染対策が徹底されたなかでボッチャを楽しみました。

 

いいプレーには拍手が聞こえたり、他のチームのプレーを見て戦略を練ったり、

 

秋の終わりの体育館の中で少し寒さも感じながらでしたが、参加者たちは熱い気持ちで試合をしていました。

 

中には、健和会チーム同士の対戦も。

年齢が違っても、たとえ障害があっても、

同じ競技を同じ目線で楽しめるのもボッチャの魅力ですね。

 

次は、

2022年1月22日(土)に開催予定の

ボッチャ競技大会「パラウェーブNAGANOカップ2021」があります。

大会に向けて、参加予定者は練習を頑張っています。

 

応援、よろしくお願いします!!

WHILL学習会

電動車いすWHILLがモデルチェンジしたという事で、前々からデモのお話を頂いていましたがコロナの事もあり延期となっていましたが、やっと11月2日開催する事が出来ました。

講師はいつもお世話になっている株式会社セリオ 神津さん・角入さん(電動カートもお世話になっております)。

 

皆さんWHILLはご存じですか?

当院では数年前より屋外の移動で電動車いすが必要になる方にお勧めしています。

もともとWHILLは屋外の走破性、安定性が高いですが、今回はサスペンションが付き乗り心地の向上、アームレストの跳ね上げ角度が大きくなったり乗降が行いやすく、また操作に対しての反応もスムーズになり好感触となりました。

 

またWHILLは分解をして自動車に乗せて運ぶことができます。

組み立てを行った際にしっかりと部品が取り付けられてないと動かないように安全性が向上したそうです。

 

また、四輪アシスト付き自転車も準備できたのでと急遽持ってきてくれました。

感謝!!

実際に試乗してみると、自転車や三輪車との乗り心地や操作感が違い運転に苦戦するスタッフも見られました。

 

日々新しい物が世の中に出てきています。

多くの物を知り・体験する事で、対象者さんが生活で困った時にアイデアの一つとして色々と提案ができるように知識を深めていきたいです。

(OTとものり)

中学校の職業体験に行ってきました!

10月に市内の中学校の職業体験にお邪魔し、医療職(医療事務、看護師・理学療法士・作業療法士)が、どんな仕事を行っているのか説明・体験を行ないました。

初めに事務から当院と様々な医療職種についての説明があり、その後に看護とリハビリに分かれて職業体験行いました。

リハビリの職種について簡単に説明をしてから、理学療法、作業療法に分かれてそれぞれ体験を行いました。

 

理学療法の一環である動作指導について、松葉杖を使用した歩行や段差昇降の体験を行いました。

内容は片側の足を怪我したと想定し、始めは両手に松葉杖を持ち怪我した足を地面より浮かせた状態で行い、続いて片側に松葉杖を持った状態で行いました。

片側で松葉杖を使用する際はどちらの手で使用するのかと、段差昇降では松葉杖と足の順についてクイズ形式で伝え、実際に行なってもらいました。

どう動作を行えば怪我した足を守ることが出来るのかと、一歩間違えると転倒に繋がってしまう可能性があることを分かっていただけたと思います。

皆さん真剣に取り組んで下さり、とても気持ち良く行う事が出来ました。リハビリ職に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

(PTきょうすけ)

作業療法では、<自助具を使ってみよう!-麻痺があっても自分で出来る->をテーマに体験学習を行いました。
今回の体験では、介護食器と介助箸を使用しました。箸は、利き手の麻痺やケガを想定し、非利き手で普通箸を使用した後に介助箸を使用してもらいました。

非利き手での箸操作は、慣れないですし手がとても疲れてしまうと思いますが、自助具を使う事でより楽に日常生活動作を行えることを感じていただきました(^^)

実際に、自助具使用後は「全然違う!楽にできる!」との感想が多く聞かれました。

実際に体験してもらえたのは2つのみでしたが、その他にも、太柄スプーン、洗体タオル・ブラシ、ペットボトルオープナー、ワンハンド爪切り等様々な自助具を持っていき、紹介をしました。

工夫された道具を見て、興味を持ち少しでも自助具や、リハビリ職に興味を持っていただけると良いなと思います(^^)/

(OTともみ)

病院の屋上にセニアカーのコースが完成

健和会病院リハビリテーションセンターでは運転再開に向けたリハビリテーションにも力を入れており、自動車学校と連携して実車評価を行っています。

しかし現在コロナの流行状況によっては、自動車学校への訪問を自粛したり、時期の変更等が必要となる場合があります。

そこで、自動車学校に行かなくても病院にいながら実車運転評価できないか、という視点から動き出したプロジェクトが「電動カートを用いた運転評価」です。

電動カートって・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、これです。

セニアカーやシニアカーという呼び方のほうが馴染みがあるかもしれません。

電動カートは免許が不要であり、入院中であっても病院が保有している電動カートに試乗していただく事ができます。

その電動カートを自動車と仮定して院内のコースを走行していただき、自動車運転に必要なルールを守って安全に走行できるかを確認するという取り組みです。

6月頃からプロジェクトが動き始め、ついに電動カートを走行させるためのコースが病院屋上に完成しました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信号や標識、線路もちゃんとありますよ~

 

これから、実際に患者様にコースを走行していただき、自動車学校での実車運転評価のに代わる手段として、電動カートがどれくらい有効かを確かめていきます。

「電動カートを用いた運転評価」が本格的に始動します!

 

ちなみにコースのペイントはリハビリ職員の手作りです。

入院中の患者様も手伝ってくれました!ご協力ありがとうございました。

リハビリ技術部のゆかいな仲間たち☘

健和会病院、リハビリテーション技術部は総勢89名います。写真には52名しかいませんが、もっともっといます!

おそらく飯田下伊那で一番(二番??)のセラピスト数です!(スゴイ!)

若手からベテランまで、年齢も個性もいろいろ(笑)

地域でのリハビリを発展させるため、これからも技術を磨いて頑張るぞー!

(という私は事務です…笑)

 

リハビリテーションセンター事務局長 しのぶ

病院屋上でドローンで撮影していただきました‼

 

タキシードを着る日 (^^♪

今回、タキシードを着る事になった彼(坂内秀幸さん)は数十年前に重度のくも膜下出血で倒れ、一命は取りとどめたものの四肢麻痺・重度の嚥下障害で長い間、婚約者の織子さんとお母さんが懸命に看病をされていました。

健和会病院のリハビリテーションセンターでは2017年の冬頃より坂内さんのリハ治療に関わるようになりましたが、当初はまだ意識障害が強く、意思疎通もままならない状況でした。

3年間の入院・外来治療期間の中で驚異的な回復をみせ、左手を僅かではありますが動かせるようになり、意思表示をすることが可能となりました。

 

そんなある日の外来リハの際に、お二人から「結婚することになりました」と嬉しい報告を受けました。

そして、2021年4月某日に結婚式を行う事となり、リハ担当をしていたスタッフ(男ばっかり)で結婚式のお手伝いをさせて頂きました!

 

坂内さんは嚥下障害により、喉にはカニューレ(管)、四肢には麻痺があり、ワイシャツなど伸縮性のない服を着るのは大変な状態ですが、式場の衣装担当 小林さんがワイシャツを加工してくれたことで、カニューレを圧迫することなく着ることができました。

 

そして、タキシードのズボンを車椅子座位で履くためには、足部にズボンを通した後に、いつもの立位訓練の要領で前方から膝が折れないように注意をしつつ立位へ。あとはズボンを腰まで上げます。

ジャケットに靴、髪形をセットして準備完了!

 

 

花嫁 織子さんの準備も整い、チャペルでの結婚式へ!

結婚式中には姿勢が崩れてきてしまったり、唾液がお口に溜まってしまうため、その都度、姿勢を直したり、吸引を行ったりして無事に結婚式を執り行うことができました。

 

お二人の素敵な笑顔があふれる結婚式となり、お二人の夫婦生活の門出に関わることができ本当に嬉しく思います。

末永くお幸せに!!

 

 

今回、結婚式の会場となったのは飯田市にある

”ビーラクス松川”

お二人の事を一番に考え、衣装の工夫や結婚式の事はもちろん、それ以外の事まできめ細やかに心遣いをしてくれたスタッフの方にも感動をしました。

 

坂内さんが食べれるように特別にペースト食の料理を作ってくれました。

 

 

左側:衣装の小林さん、右側:プランナーの三瓶さん

(作業療法士 とものり)

 

2022年度リハビリテーション専門職募集❣

PT・OT・STをめざしている皆さん、今は臨床実習で頑張っている時期でしょうか?

健和会病院リハビリテーションセンターでは、2022年度のリハビリテーション専門職の募集を開始しました!

6月26日(土)と7月10日(土)にはリハビリテーション専門職就職説明会を開催します。当院に就職を考えている方、少しでも興味がある方はぜひお越しください。

感染拡大状況によって県をまたいでの移動や実習中の参加など心配なことがあるかもしれませんが、そんな場合もぜひ一度ご相談ください。日程の都合が合わない場合も個別で対応することが可能です。

詳細は病院HPをご覧くださいね。

もちろん、既卒の方も大歓迎ですよ~

(リハビリテーション技術部長 あさこ)