中学校の職業体験に行ってきました!

10月に市内の中学校の職業体験にお邪魔し、医療職(医療事務、看護師・理学療法士・作業療法士)が、どんな仕事を行っているのか説明・体験を行ないました。

初めに事務から当院と様々な医療職種についての説明があり、その後に看護とリハビリに分かれて職業体験行いました。

リハビリの職種について簡単に説明をしてから、理学療法、作業療法に分かれてそれぞれ体験を行いました。

 

理学療法の一環である動作指導について、松葉杖を使用した歩行や段差昇降の体験を行いました。

内容は片側の足を怪我したと想定し、始めは両手に松葉杖を持ち怪我した足を地面より浮かせた状態で行い、続いて片側に松葉杖を持った状態で行いました。

片側で松葉杖を使用する際はどちらの手で使用するのかと、段差昇降では松葉杖と足の順についてクイズ形式で伝え、実際に行なってもらいました。

どう動作を行えば怪我した足を守ることが出来るのかと、一歩間違えると転倒に繋がってしまう可能性があることを分かっていただけたと思います。

皆さん真剣に取り組んで下さり、とても気持ち良く行う事が出来ました。リハビリ職に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

(PTきょうすけ)

作業療法では、<自助具を使ってみよう!-麻痺があっても自分で出来る->をテーマに体験学習を行いました。
今回の体験では、介護食器と介助箸を使用しました。箸は、利き手の麻痺やケガを想定し、非利き手で普通箸を使用した後に介助箸を使用してもらいました。

非利き手での箸操作は、慣れないですし手がとても疲れてしまうと思いますが、自助具を使う事でより楽に日常生活動作を行えることを感じていただきました(^^)

実際に、自助具使用後は「全然違う!楽にできる!」との感想が多く聞かれました。

実際に体験してもらえたのは2つのみでしたが、その他にも、太柄スプーン、洗体タオル・ブラシ、ペットボトルオープナー、ワンハンド爪切り等様々な自助具を持っていき、紹介をしました。

工夫された道具を見て、興味を持ち少しでも自助具や、リハビリ職に興味を持っていただけると良いなと思います(^^)/

(OTともみ)

病院の屋上にセニアカーのコースが完成

健和会病院リハビリテーションセンターでは運転再開に向けたリハビリテーションにも力を入れており、自動車学校と連携して実車評価を行っています。

しかし現在コロナの流行状況によっては、自動車学校への訪問を自粛したり、時期の変更等が必要となる場合があります。

そこで、自動車学校に行かなくても病院にいながら実車運転評価できないか、という視点から動き出したプロジェクトが「電動カートを用いた運転評価」です。

電動カートって・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、これです。

セニアカーやシニアカーという呼び方のほうが馴染みがあるかもしれません。

電動カートは免許が不要であり、入院中であっても病院が保有している電動カートに試乗していただく事ができます。

その電動カートを自動車と仮定して院内のコースを走行していただき、自動車運転に必要なルールを守って安全に走行できるかを確認するという取り組みです。

6月頃からプロジェクトが動き始め、ついに電動カートを走行させるためのコースが病院屋上に完成しました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信号や標識、線路もちゃんとありますよ~

 

これから、実際に患者様にコースを走行していただき、自動車学校での実車運転評価のに代わる手段として、電動カートがどれくらい有効かを確かめていきます。

「電動カートを用いた運転評価」が本格的に始動します!

 

ちなみにコースのペイントはリハビリ職員の手作りです。

入院中の患者様も手伝ってくれました!ご協力ありがとうございました。

リハビリ技術部のゆかいな仲間たち☘

健和会病院、リハビリテーション技術部は総勢89名います。写真には52名しかいませんが、もっともっといます!

おそらく飯田下伊那で一番(二番??)のセラピスト数です!(スゴイ!)

若手からベテランまで、年齢も個性もいろいろ(笑)

地域でのリハビリを発展させるため、これからも技術を磨いて頑張るぞー!

(という私は事務です…笑)

 

リハビリテーションセンター事務局長 しのぶ

病院屋上でドローンで撮影していただきました‼

 

タキシードを着る日 (^^♪

今回、タキシードを着る事になった彼(坂内秀幸さん)は数十年前に重度のくも膜下出血で倒れ、一命は取りとどめたものの四肢麻痺・重度の嚥下障害で長い間、婚約者の織子さんとお母さんが懸命に看病をされていました。

健和会病院のリハビリテーションセンターでは2017年の冬頃より坂内さんのリハ治療に関わるようになりましたが、当初はまだ意識障害が強く、意思疎通もままならない状況でした。

3年間の入院・外来治療期間の中で驚異的な回復をみせ、左手を僅かではありますが動かせるようになり、意思表示をすることが可能となりました。

 

そんなある日の外来リハの際に、お二人から「結婚することになりました」と嬉しい報告を受けました。

そして、2021年4月某日に結婚式を行う事となり、リハ担当をしていたスタッフ(男ばっかり)で結婚式のお手伝いをさせて頂きました!

 

坂内さんは嚥下障害により、喉にはカニューレ(管)、四肢には麻痺があり、ワイシャツなど伸縮性のない服を着るのは大変な状態ですが、式場の衣装担当 小林さんがワイシャツを加工してくれたことで、カニューレを圧迫することなく着ることができました。

 

そして、タキシードのズボンを車椅子座位で履くためには、足部にズボンを通した後に、いつもの立位訓練の要領で前方から膝が折れないように注意をしつつ立位へ。あとはズボンを腰まで上げます。

ジャケットに靴、髪形をセットして準備完了!

 

 

花嫁 織子さんの準備も整い、チャペルでの結婚式へ!

結婚式中には姿勢が崩れてきてしまったり、唾液がお口に溜まってしまうため、その都度、姿勢を直したり、吸引を行ったりして無事に結婚式を執り行うことができました。

 

お二人の素敵な笑顔があふれる結婚式となり、お二人の夫婦生活の門出に関わることができ本当に嬉しく思います。

末永くお幸せに!!

 

 

今回、結婚式の会場となったのは飯田市にある

”ビーラクス松川”

お二人の事を一番に考え、衣装の工夫や結婚式の事はもちろん、それ以外の事まできめ細やかに心遣いをしてくれたスタッフの方にも感動をしました。

 

坂内さんが食べれるように特別にペースト食の料理を作ってくれました。

 

 

左側:衣装の小林さん、右側:プランナーの三瓶さん

(作業療法士 とものり)

 

2022年度リハビリテーション専門職募集❣

PT・OT・STをめざしている皆さん、今は臨床実習で頑張っている時期でしょうか?

健和会病院リハビリテーションセンターでは、2022年度のリハビリテーション専門職の募集を開始しました!

6月26日(土)と7月10日(土)にはリハビリテーション専門職就職説明会を開催します。当院に就職を考えている方、少しでも興味がある方はぜひお越しください。

感染拡大状況によって県をまたいでの移動や実習中の参加など心配なことがあるかもしれませんが、そんな場合もぜひ一度ご相談ください。日程の都合が合わない場合も個別で対応することが可能です。

詳細は病院HPをご覧くださいね。

もちろん、既卒の方も大歓迎ですよ~

(リハビリテーション技術部長 あさこ)

 

 

 

 

 

~参観日への挑戦~

今回は訪問リハビリでの取り組みを紹介します。こんなこともしているんだな~と知ってもらえたら幸いです!

 

30代女性の利用者さん 小学2年生の娘さんと保育園児の息子さんを持つお母さんです

脳梗塞後遺症にて四肢に麻痺があり、普段から屋外の移動は電動車いすを使用しています

小学生の娘さんの参観日に行きたいけど今年から教室が2階になり、エレベーターもないから参観日に行けない、でも母親としての責務を全うしたい、との言葉が訪問リハの場面で聞かれました。

 

そこで考えました。ほんとに2階には昇れないのか…と。

やってみないとわからない!と思い立ち、春休みの児童が校内にいないタイミングで教頭先生に許可をもらい、校内の階段の確認、昇降の練習をしました。普段の生活では階段を昇ることはありませんが、セラピストの介助で5分程度かけて2階まで昇りました。「参観日に行けそうだ」と感じられた時の利用者さんの笑顔が印象的でした(#^^#)

 

 

それから1ヶ月間は訪問リハビリの時間に自宅で段差を昇る練習を行い、参観日の日を迎えました

当日は学校でセラピストと待ち合わせ。幸い天気も良く、絶好の参観日日和!

この日は担当セラピストの他、同じ学校に子供が通う当院のリハスタッフも手伝ってくれました。少し緊張した面持ちでしたが、練習の時と同じように順調に階段を昇り切ることが出来ました。教室の後ろから授業を参観でき、嬉しそうな表情をされていました。休み時間にはお子さんも飛び付いてきてお話しされる姿はとても微笑ましかったです。

今回の取り組みでは、利用者様の生活者としての一面だけでなく、母親としての利用者さんを支えるという視点で行いました。リハビリテーションの本質である、社会への参加を促すということを改めて感じることができ、自分も良い体験をさせてもらいました。

同時に、受け入れる側の社会にもまだまだ問題は多く、もっと気楽に参観日にいけるようにソフト面でもハード面でもハードルを下げられるように働きかけていきたいなと思います。

 

どうでしたか?他にも利用者さんの職場へ同行訪問しての復職支援や屋外活動の練習など、訪問リハビリでは利用者さんに合わせていろんなところへ出向いたりしています。またそんな様子も報告出来たらと思います!

(訪問リハビリPT ハルカ)

通所リハビリテーション「やわらぎ」です!

さて、今回は通所リハビリテーション やわらぎ の紹介です。

健和会病院 2階には 通所リハビリテーション(デイケア)『やわらぎ』 があります。

・営業日:月~土

・営業時間:9:30~15:40

・利用者数:25~30名

にて運営をしています。

 

年齢層は50代~90代と幅広いです。

 

こちらが1日のスケジュールです

1日を通し集団体操や個別リハ、マシントレーニングと皆さん意欲的に活動へと取り組まれています。

 

特に最近力を入れているのが“作業活動”です。

季節に応じて様々な作品を作っています。

 

細かい説明は抜きで、見て頂くのが一番分かりやすいと思います。ご覧下さい

はい、です。

素晴らしい。

 

こちらが

飯田市は花火も有名です。

 

つづいて

このぶどうはデイケア室まで続いてます。

 

最後は

これをライトアップして更に豪華にしました。

 

 

そして2021年 新年の作品

早くコロナが終息してたくさんの福がこーい。

こんな感じで手の凝った作品作りをしています。

 

もちろん、作業活動にはリハビリテーションとしての視点も取り入れて導入しています。

様々な利用者様が、それぞれの形で参加できるよう工夫して多職種協同で取り組んでいます。

 

そして何よりの自慢が、デイケアの作品を新聞に取り上げて頂いたことです。

 

~2021年(令和3年)3月28日 南信州新聞~

♪パチパチパチ♪

 

実際は写真では伝わらない魅力もたくさんありますよ~。

いつか実物もご覧いただきたいです。

 

以上、健和会病院 通所リハビリテーション 『やわらぎ』の紹介と自慢でした。

(通所リハビリテーション主任 なおき)

さらに仲間が増えました!!

リハセンターに今年は7人の新人さんがやってきました!

緊張と期待を募らせている初々しい様子を見ると、去年の私たちを思い出します(‘◇’)ゞ

新人さんを迎え新しい体制がスタートしたという事で、職員一同ワクワクと身が引き締まる思いであります。

新型コロナウイルスの感染が拡大してから一年が経過しています。日々大変な毎日ですが、患者様と一緒に目標を共有しリハビリができていること、この尊さをひしひしと感じている毎日です。また、私たちスタッフも患者様の笑顔や元気な姿にパワーをもらっています。

 

 

 

 

 

長い困難は続いておりますが、患者様の命、そして自分たちを守るためにもリハセンター全体で一致団結して頑張っていこうと思います!

一般リハビリテーション科、回復期リハビリテーション科、在宅リハビリテーション科、かやのき診療所と合計91人(4月現在)のセラピストがおり、大きな組織となってきています!今年度も、みなさん明るく元気に頑張りましょう!

(2年目PT あやの)

リハビリテーションチャンネル開設!!!

ブログをみて下さっている皆さん、こんにちは。
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
全国的に再びコロナウィルスが拡大し、
「出かける機会や運動する機会が減った」
「家にいると動かずに、ついついお菓子に手が伸びてしまう・・・」
「気軽にプールや公園に行けず、子どもの運動不足が心配・・・」
そんな方はいらっしゃいませんか?
今、まずいと思っているあなたへお知らせしたいことがあります!

私たちリハビリ科では、理学療法士で構成された予防チームのメンバーを中心に動画を作成し、リハビリテーションチャンネル(YouTube)を開設しました!!
コロナ禍で、体力測定や地域での医療講演など、これまで行っていた活動が難しい中、何か地域に貢献できることはないかと考え、4月頃から準備を進めてきました。
全国的に休校も続く中だったので、
「思うように部活ができない学生さんに正しいトレーニング方法を知ってもらいたい!」
「家でテレビやスマホを見て過ごす時間が増えた人も多いので、肩や腰のストレッチ方法を伝えたい!」
そんな思いで作り上げた動画です。

リハビリテーションチャンネルへは、このリハビリブログにあるバナーから飛ぶことができます。既に何種類かの動画をあげています。
あなたも予防レンジャーとともにトレーニングやストレッチに取り組みませんか??
謎のピエロさんがわかりやすく、そして時には厳しく指導してくれます。
続けていただければ1ヵ月後、
「あれ、あいつなんか上手くなってる・・・」
「〇〇さん、なんだか素敵になってる・・・」
そう思われること間違いなしです。(実は私もピエロメソッドで腰痛が改善しました。)

今後も役に立つ情報を配信できるよう、皆で計画しています。
ぜひ、まずは一度ご覧下さい☆

就職活動中の皆さんへ

こんにちは。

コロナウィルス感染が全国的に拡大してきており、私たちリハ職員も病院職員として感染予防に努めている日々です。

最近の感染拡大の状況から、8月6日に予定していた2021年度リハ専門職就職説明会は中止せざるを得ませんでした。参加を申し込んでいただいた方には本当に申し訳ありませんでしたが、ご理解をいただけると幸いです。今後も院内での説明会の開催や院内見学は難しい状況であり、就職を検討していただいている皆さんに当院を知っていただく機会が持てないことが残念でなりません。

少しでも当院のリハセンターを知っていただけたらと思い、就職説明会の内容の一部をまとめた資料を病院HPにアップしました。2021年度 リハビリテーションセンター紹介

ぜひご覧になっていただき就職を検討する際の一助にしていただきたいと思います。

また、就職を希望・検討される学生・既卒者の方でご質問などお聞きになりたいことがあれば、病院HPのお問い合わせフォームからご連絡ください。

 

現在の状況では、学生の皆さんは実習・就職活動とも十分できないことも多いと思いますが、私たちもできる限りのお手伝いをさせていただきたいと思っています。がんばれ~

<リハセンターの訓練室はこんな感じです>

運動療法室

 

 

 

 

 

 

 

 

作業療法室

 

 

 

 

 

 

 

 

言語療法室